坂本義喜さんの講演が気になります!妻と子供は?「いのちをいただく」もチェック!

ひとりごと
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こんにちは今日の熊本も良いお天気です。突然ですがこんな絵本をご存知でしょうか?

朝日新聞「天声人語」欄でも取り上げられ、学校での読み聞かせでも愛読されています。

西日本新聞社から刊行されている単行本「いのちをいただく」

みいちゃんがお肉になる日と言う絵本があります。

全国で感動を呼び、10万部を突破したロングセラーなんですが、

紙しばい 「いのちをいただく」も、紙しばいとしては異例の売れ行を

続けている物です。

「命をいただく」は、熊本市食肉センターに勤務する

坂本義喜さんの体験談を基にした絵本なんです。

物語は、小学校の授業参観をきっかけに、解体作業の仕事について

坂本さんと息子の、しのぶ君が語り合う場面からである日、

牛をセンターに運び込んできた女の子の家族との出会い

その時の坂本さんの気持ち・・。命の大切さ。重さ。

元食肉解体作業員の坂本義喜さんは、小学校で講演し、

動物を肉にするまでの話を絵本を使い子供達に伝えておられます。

動物を肉にする仕事、又、差別を受けた経験も語っておられます。

生きることは他の命を頂くこと。便利過ぎる現在・・・。

家庭や学校,レストランetc・・・。食べ物も豊かであまりすぎる日常・・。

物が豊かであっても心は本当に豊かでしょうか?

こんな時代だからこそ原点から見直す必要があるのではないでしょうか?

元、食肉解体作業員の坂本義喜さん59歳。

私たちの命がたくさんの命に支えられていると言うこと。

そしてその仕事を担ってきた人々がいわれのない差別や偏見に心を痛めている事。

今回は、同じ熊本にお住まいの坂本義喜さんのご紹介です。

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講演が気になります

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・坂本義喜(さかもとよしき)

・1957年熊本県生まれ。

15歳で親の仕事だった食肉解体業を手伝い始めたのですが

1週間で辞めてしまい大阪の食肉小売店で板前の修業を3年半行われたそうです。

両親も食肉解体に携わっていたそうです。「危ないし、汚い」。

幼心に家業が嫌いだったそうで、中学を卒業後大阪へ出て板前の修業を積み、

地元に戻って肉屋の販売になられます。

「解体の仕方も覚えていて損はないか」。と26歳の時、軽い気持ちで親の

仕事を手伝ったのです。

以来、この道一筋で働いていこられました。

子供が小学校に入学する時の事だったそうです。

坂本さんは、始め仕事と割り切り、かわいそうと言う感情もなかったそうです。

「動物を一つの命ととらえていたら、身が持たない」と言う感情だったそうです。

そんな自分に疑問を抱いたのは20年ほど前、ある少女との出会いがきっかけでした。

「命をいただく」に出てくる一頭の牛との出会いで、坂本さんの職業観や生命観が

大きく変わるのです。

子供の小学校の先生からの依頼で、屠畜の仕事について、そして

「いのちをいただく」ことについて話したのがきっかけで、

九州を中心に、学校や屠畜関係者などに向けて講演活動を続けられます。

ある小学校では、1年生から6年生の全校児童が本「いのちをいただく」

絵本「いのちをいただく」、紙芝居「いのちをいただく」の読み聞かせを

してもらったり、読み比べたりしてきたそうです。

坂本さんの講演では、1年2年生に向き合い「毎日食べている肉には本来命が

あって、それを奪って自分たちが生かされている」と優しく語られています。

「動物にも、お父さん、お母さん、兄弟がいて、家族と一緒に遊びたいと思っ

ていたけど、人間のために肉になった。その肉をちゃんと食べてあげて」。

そんな言葉で話されるのです。

坂本さんは15年近く前から講演活動を始められます。

解体業やそこに携わる人への理解、命を提供する動物への

感謝を忘れないでとの思いからだでした。

昨年は、熊本県内の小学校や公民館など50カ所近くに出向いたそうです。

ある講演では、子どもたちからは次々に純粋で好奇心とも言える質問があり

「しっぽはどうすると?」「チンチンはおいしかと?」・・・。

「まずは、それでいいのだと思う」。

「知る機会さえあればそこで芽生えた関心はもっと成長する」。

と坂本さんは、語られます。

センターに来る牛も馬も、牧場では決して見せないおびえた顔をする。

動物だって死にたくない。

その・命の重さ・に気付いたからこそ、今では自分の仕事に誇りもある。

伝えていかないとと思うのです。

と語られています。

妻と子供は?

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息子さん。忍(しのぶく)んは、当時小学校の授業参観で、お父さんの仕事について

うつむきながら「普通の肉屋です」と答えます。

担任の先生に、「お父さんが仕事ばせんと、肉ば食べれんとぞ」と言われ、

忍くんは考えを変えるのでした。

「お父さんの仕事はすごかとやね」と言う忍くんを見て、坂本さんは

もう少しこの仕事を続けようと決心するのです。

坂本さんのフェースブックにお邪魔すると「いのちをいただく」

の忍くんの第2子が誕生した写真が掲載されていました。

3600グラムの元気な男の子だそうです。

坂本さんの夢はお孫さん達にダイビング教える事だそうです。

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いのちをいただくもチェック!

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熊本食肉加工センターの坂本さんの職場では毎日たくさんの牛が殺され、

その肉が市場に卸されている。牛を殺すとき、牛と目が合うそうです。

そのたびに坂本さんは、「いつかこの仕事をやめよう」と思っていたのです。

ある日の夕方、牛を乗せた卜ラックがセンターにやってきました。

しかし、いつまで経っても荷台から牛が降りてこない。

坂本さんは不思議に思って視いてみると……、

10歳くらいの女の子が、牛のお腹をさすりながら何か話し掛けている。

その声が聞こえてきたのです。

「みいちゃん、ごめんねぇ。みいちゃんごめんねぇ。ごめんねぇ……」

坂本さんは思います。・・・「見なきゃよかった」

女の子のおじいちやんが坂本さんに頭を下げます。

「みいちやんは、この子と一緒に育てました。

だけん、ずっとうちに置いとくつもりでした。

ばってん、みいちゃんば売らんと、正月が来んとです。

明日はよろしくお願いします……」

坂本さんは「もうできん。もうこの仕事はやめよう」と思ったのでした。

明日の仕事を休む事にしたそうです。

家に帰ってから、その事を小学校の息子、しのぶ君に話します。

しのぶ君はじっと聞いていました。

一緒にお風呂に入ったとき、しのぶ君は言ったのです。

「やっぱりお父さんがしてやってよ。心の無か人がしたら牛が苦しむけん」。

しかし坂本さんは休むと決めていました。

翌日、学校に行く前に、しのぶ君はもう一度言います。

「お父さん、今日は行かなんよ!行かんといかんよ!」

坂本さんの心が揺れそしてしぶしぶ仕事場へと車を走らせたのでした。

牛舎に入り、みいちゃんは坂本さんを見ると、他の牛と同じように

角を下げて威嚇するポーズをとったのです。

「みいちゃん、ごめんよう。みいちゃんが肉にならんとみんなが困るけん。

ごめんよう」と言うと、 みいちゃんは坂本さんに首をこすり付けてきた。

牛を殺すとき、動いて急所をはずすと牛は苦しむ。

坂本さんが「じっとしとけよ、みいちゃんじっとしとけよ」と言うと、

みいちゃんは動かなくなった。

次の瞬間、みいちゃんの目 から大きな涙がこぼれ落ちたのでした。

牛の涙を坂本さんは初めて見たのです。

そして、坂本さんがピストルのような道具を頭に当てると、みいちゃんは崩

れるように倒れます。

後日、おじいちゃんが食肉加工センターにやって来て、しみじみと言ったの

です。

「坂本さんありがとうございました。昨日、あの肉ば少しもらって帰って

みんなで食ベました。孫は泣いて食べませんでしたが、

「みいちゃんのおかげでみんなが暮らせるとぞ。食べてやれ。

みいちゃんにありがとうと言うて食べてやらな、みいちゃんがかわい

そかろ?」って言うたら、孫は泣きながら

「みいちゃん、いただきます。おいしかぁ、おいしかぁ」て言うて食べました

「坂本さん、ありがとうございました」

坂本さんは、もう少し、この仕事を続けようと思ったのです。

坂本さんは言います。

「差別や偏見は自然消滅しない」。ならば、本当のことを言わないといけない。

「今はそれが言える時代」だと。

動物を肉にするときに「殺す」という言葉を使わないそうです。

「解く」と言う言葉をつかわれます。

普段考えることもなく頂いているお肉。

坂本さんのような方のお陰で安心し、美味しく頂けて居るのです。

解体業をされている方がいらっしゃるから頂けるのです。

そして、私たちのために命を差し出してくれた動物があっての事です。

感謝しなくてはいけませんね。

食や命に対する感謝の気持ち、食べる事は生きる事。

「いただきます」とはなんなのか?

いつもは、考えないけど一番大切な事。

私を含め子供と一緒にもう一度見直してみては

いかがでしょうか?

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コメント

  1. […]  老朽化したセンターは来年度末に閉鎖予定で、人員整理が進む。解体作業は別の施設で行われるが、これを機に、坂本さんは多くの講演依頼に応えようと退職を決意した。 「これからは子どもたちの前で目いっぱい、動物たちの思いを伝えたい」と話している。                                   (2014.2.8 毎日新聞) […]

    • ちゃちゃファシトピ より:

      コメント有り難うございます。坂本さんを応援させて頂きます。
      一人の人間として、坂本さんの体験を母として子供に伝えて
      行きたいと思います。